コミュニケーション障害の種類には、
1.言語障害
2.聴覚障害
3.吃音
4.発達障害
などがあります。
<言語障害>
①失語症:脳の病気によって、聞いて理解する、読んで理解する、話す、書くの機能に障害が生じます。
②構音障害:唇や舌などの発話に関わる器官が動きにくくなったり、正しく動かせないために、発話が不明瞭になります。
③音声障害:声帯や喉の病気や精神的な影響で声が出しづらくなります。
<聴覚障害>
耳が聞こえなかったり、聞こえづらいことで、相手の話していることが聞き取れなかったり、
自分が話している声が聞こえず、上手く話せない状態です。
(手話や筆談を使用されている方が多いです)
<吃音>
発話が滑らかに出てこない状態で、音の繰り返し(お、お、お、おはよう)、音の引き延ばし(おーーはよう)、
スムーズに出てこず間が開いてしまう(・・・おはよう)などの特徴があります。
原因には体質、発達、環境、ストレス、脳の病気などがあります。
<発達障害>
生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。
自閉症スペクトログラム(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、学習障害(LD)などが含まれます。
発達が原因の吃音も含まれます。
発達障害が原因で、言葉に遅れがみられたり、コミュニケーションが上手く取れないなどがみられます。
言語聴覚士は、このようなコミュニケーション障害の方のリハビリに携わります。
成人領域、聴覚領域、小児領域それぞれの特性を生かしたリハビリを行ています。
患者さんお一人お一人が、その方に合った適切なリハビリが受けられるといいですね。