みなさんは、一日にどれくらい水分摂取していますか。
今回は、私たちが生きていく上で欠かせない水分摂取についてお話ししたいと思います。
<1日に必要な水分摂取量>
1日に必要な水分摂取量は簡単な計算式で求めることができます。
必要水分量(ml/日)=体重(kg)×年齢別必要量(ml)
*年齢別必要水分量*
・30歳未満:40ml ・30~55歳:35ml ・56歳以上:30ml
<計算してみましょう!>
*ことリハ(神谷)の場合*
43歳、女性、身長163㎝、体重50㎏
体重50㎏×年齢別必要量35ml=必要水分量1750ml/日
必要水分量には、食事などに含まれる水分も入っているため、すべて飲料として摂取しなければいけないというわけではありません。
<どれくらい飲めばいいの?>
1日の必要水分量のうち、洋食中心だと20~30%程度、汁物が多い和食中心だと50%程度を食事から摂れるといわれています。
要するに、一般的な日本人は60~70%程度、飲み物で水分摂取すればOK!
*ことリハの場合*
1750×0.6~0.7=1050~1225ml/日
<上手な水分の摂り方>
・一度にたくさん飲むのではなく、1日の中でこまめに飲みましょう。
(一度に吸収できる水分量は200~250ml程度)
・喉が渇く前に水分摂取しましょう。
・飲み物を飲むタイミングをあらかじめ決めておきましょう。(飲み忘れ防止)
・運動をするときは必要な水分量に更にプラスして水分を摂りましょう。
・発熱時や下痢をした時も水分を多めに取りましょう。
<何を飲めばいいの?>
・基本的には、水、お茶、麦茶などを中心に摂ることをおすすめします。
・運動をするときなどは、電解質を補うためにスポーツドリンクもいいですね。
・コーヒーやアルコール飲料は利尿作用があるため、多飲はおすすめできません楽しみとして適量お飲みください。
・砂糖がたくさん含まれている飲み物の多飲は、糖尿病などのリスクが上がってしまいます。水分摂取としてたくさん飲むのではなく、あくまで楽しみとして適量をお飲みください。
・脱水にならないためにも、1日の中で上手に水分摂取をしたいですね。
・身体障害をお持ちの方や高齢の方は、トイレに行くのが億劫になり水分摂取を控える方が多いので、周囲の人の声掛けが必要です。
・高齢の方や認知症の方、脳血管障害の後遺症の方は、喉の渇きに気づけない方も多いため、周囲の人が水分摂取を促しましょう。
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