認知症予防のお話 その③

今回も認知症予防についてお話していきたいと思います。

認知症の兆候について知り、早期に認知症に気づけるようにしていきましょう。

 

1.認知症予防は3段階!

認知症予防は早期発見・早期治療が大切です。

認知症予防には3つの段階があります。

 

一次予防:認知症を発症しないようにする

二次予防:認知症になっても早期発見し、治療・ケアを始める

三次予防:認知症が進行するのを遅らせる

 

2.認知症に早期に気付くポイント

早期に認知症に気付くには9つのポイントに注目することが大切です。

 

①見当識障害

・日付、時間を間違えることが多くなる→自分がいる場所を間違えたり、分からなくなってしまう→人物を間違えて認識してしまう

 

②記憶障害

部分的ではなく、全体を忘れる

・昼食に何を食べたのかを忘れるだけでなく、昼食を食べたこと自体を忘れる

・話の内容を忘れるだけでなく、話をしたこと自体を忘れる(同じことを何度も尋ねる)

 

③判断力、思考力、注意力の低下

考え分けができない、混乱する、見落とす

・2つの作業をして、1つを忘れる

・自動販売機やATMなどでまごつき、時間がかかる

・複雑な話を理解できなくなる

 

④遂行機能の低下

物事をスムーズに進められない

・自分で計画を立てられない

・変化に対応できない

・買い物で同じものを買ってしまう

 

⑤行動・心理症状

・自信を失い、意欲がなくなった

・身の回りに無頓着になった

・怒りっぽくなった

・疑い深くなった

 

⑥取り繕い

忘れたことを認めず、屁理屈を言ってごまかすことが多くなった

 

⑦食い違い

「できないこと」の認識が、本人と家族とで食い違っている

 

自分や家族の普段の様子をよく観察し、認知症の兆候がないか確認しましょう。

「最近できなくなったこと」に注意しましょう。

家族や周囲の人からの指摘は、素直に受け止めましょう。

 

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お困りの方やどうしていいか分からない方は、是非、ご相談ください!