今回は栄養の視点から、認知症予防についてお話して生きたと思います。
皆さん、栄養不足は認知症のリスクを高めることをご存じでしょうか?
毎日しっかり栄養を摂って、認知症予防に努めましょう!
<高齢者の食事>
一般に、高齢になると食欲が低下し、低栄養になりがちです。食事がおろそかになる人も少なくありません。
そうなると、気力も体力も衰え、外出が億劫になり、脳の働きは低下して、認知症のリスクは高まります。
1日3回、食事をしっかり摂ること、栄養のバランスの取れた食事を摂ることは、認知症予防のために大切です!
<脳の老化を防ぐ10食品群>
健康な体や脳を維持するには、「バランスの良い食事」で「必要な栄養素」をきちんと摂ることが大切です。
最近では、高齢者の食習慣の改善を目的に、以下の10食品群を摂ることが推奨されています。
①肉類 ②魚介類 ③卵 ④牛乳・乳製品 ⑤大豆・大豆製品 ⑥緑黄色野菜 ⑦芋類 ⑧果物 ⑨海藻類 ⑩油脂類
<たんぱく質は大事!>
先ほどの10食品群の半分はたんぱく質を多く含む食品群です。
高齢になると筋肉がどんどん減っていきますが、脳の血流を維持するためには、丈夫な血管と、血液を押し流す筋肉が重要です。
血管や筋肉を作る材料になるのが、肉や魚、大豆や乳製品などの良質なたんぱく質に豊富に含まれている必須アミノ酸です。
たんぱく質をしっかり摂りましょう!
<水分摂取も大事!>
高齢者は体内の水分が不足するうえ、喉の渇きを感じにくくなります。
水分不足は血液を固まりやすくしてしまい、心筋梗塞、脳梗塞や脳血管性認知症のリスクを高めてしまいます。
食事中も含め、1日1.5L程度の水分を意識して摂ることが大切です。
(水分摂取についての詳細は、過去の投稿をご参照下さい)
<「糖質オフ」は危険!>
糖質(炭水化物)は、脳にとって唯一のエネルギー源です。
ダイエット目的の「糖質オフ」は、脳のエネルギー不足を招いてしまい、認知症のリスクを高めます。
また、「糖質オフ」は貯蔵した栄養を消費し、筋肉を減らす原因にもなります。
高齢者の極端な糖質制限は厳禁です!
<食べ方も注意して!>
ダイエットに良いとされる野菜を先に食べる「ベジ・ファースト」は高齢者には不向きです。
高齢者は、野菜を先に食べて満腹になる前に、まずは肉や魚など、たんぱく質が豊富な料理を先に食べることが大切です。
「たんぱく質・ファースト」を意識して食べましょう!
オンラインことばのリハビリ「ことリハ」では、認知症予防にも取り組んでいます。
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