今回は、脳の前頭葉のお話をしていきたいと思います。
前頭葉は、人間らしさを司っているところとも言われます。
その前頭葉について、学んでいきましょう。
<前頭葉の働き>
前頭葉は、大脳の前部分に位置し、思考、感情、創造性、運動などを司ります。
前頭葉は、司る領域によって大きく「前頭前野」「補足運動野」「一次運動野」に分けられます。
各領域は担っている機能が異なります。
左大脳半球の前頭前野には「ブローカ野」という言語中枢があります。
ヒトをヒトたらしめているのは、前頭前野の働きによるものです。
<前頭前野の働き>
前頭前野は前頭連合野とも呼ばれ、思考、判断、情動のコントロール、コミュニケーションといった高度な分析・判断を司ります。
思考力、創造性、社会性、コミュニケーションといった人間らしさを司る部位です。(高次脳機能と言います)
人間の前頭前野は大脳の約30%を占め、他の生物と比較して大きく、そのため人間は複雑な思考、判断が行えます。
<前頭前野が障害されるとみられる症状>
以下の高次脳機能障害がみられます。
・自発性の低下
・病識の欠落
・社会的行動障害(行動と感情の障害)
・遂行機能障害
・注意障害
・失語症(非流暢性)…左大脳半球の前頭前野にあるブローカ野という場所が損傷した時
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