今回は、脳の「頭頂葉」についてお話していきたいと思います。
「頭頂葉」って、あまり聞きなれないかもしれませんが、頭のてっぺんあたりで、大切なお仕事をしているんですよ。
頭頂葉について、一緒に学んでいきましょう♪
<頭頂葉の働き>
頭頂葉は外界の認識に関わる部分です。
頭頂葉には「一次感覚野」、「頭頂連合野」が存在しています。
一次感覚野は、顔・手足をはじめとする体全体からの感覚情報が集まる部分で、触圧覚や温痛覚を知覚神経を通じて判断します。
頭頂連合野は、主として空間認識の中枢です。距離感や上下感覚などを司っています。体性感覚の情報等を処理して前頭連合野へと
送っています。
<一次感覚野が障害されるとみられる症状>
片側の頭一次感覚野が損傷すると、反対側の体にしびれと感覚障害が起こります。
感覚の種類(痛み、熱さ、振動など)や位置を識別するのが困難になります。
<頭頂連合野が障害されるとみられる症状>
左右の方向がわからなくなったり、計算や絵を描くことができなくなったりします。
右頭頂葉へのダメージでは、髪の毛をブラシでとく、服を着るなどの簡単な動作ができなくなる失行がみられます。
体の障害の存在に気づかなかったり、否定することさえあります。(失認)
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