今回は脳の「小脳」についてお話したいと思います。
小脳は私たちの運動を調節する大切なお仕事をしていますが、近年の研究でそれ以外の機能もあることが分かってきました。
小脳について一緒に学んでいきましょう♪
<小脳の働き>
小脳は、筋や腱、関節からの深部感覚や内耳からの平衡感覚、大脳皮質からの情報を受けて、運動の強さや力の入れ具合、バランスなどを計算して調節するという、運動調節機能を担当しています。
また、小脳は運動学習をすると言われています。
最近の研究では、短期記憶や注意力、情動の制御、感情、高度な認識力、計画を立案する能力のほか、統合失調症や自閉症といった精神疾患と関係している可能性も示されています。
<小脳が障害されるとみられる症状>
動きの調整が上手くできなくなり、手や足を動かそうとしたときに震えてしまう運動失調という症状がみられます。
運動学習にも障害がみられるようになります。
また、短期記憶の低下、注意力の低下、感情の制御の低下、計画を立案する能力の低下、知覚情報を素早く正確に認識する機能に障害をきたすなどがみられることもあります。
コメントをお書きください