冬のかくれ脱水のお話

段々と寒くなってきましたね!

今回は「冬のかくれ脱水」のお話をお送りします。

脱水というと夏に起こしやすいイメージですが、実は冬に脱水を起こす方も多いのです。

なぜ、冬に脱水を起こしやすいのか、一緒に学んでいきましょう♪

 

<冬のかくれ脱水とは>

冬は空気が乾燥しているため、呼吸の呼気や皮膚から水分が蒸発する量が増えます。

また、マスク着用などでさらに喉の渇きを感じにくくなり、水分摂取量が少なくなってしまいます。

汗をあまりかかない冬は、水分を失っている自覚が少なく、知らず知らずのうちに脱水を引き起こす可能性があります。

 

<かくれ脱水と関係が深い「不感蒸泄」とは>

呼気や皮膚から水分が蒸発することを「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」と言います。

私たちは気づかないうちに不感蒸泄によって水分を失っているのです。

不感蒸泄は、安静時で1日約900mlと言われていますが、気温が低く空気が乾燥した冬は、不感蒸泄によって失われる水分が増えます。

 

<かくれ脱水のサイン!>

・皮膚がカサカサしている

・口の中が粘る、食べ物が飲み込みにくい

・体がだるい

・頭がボーっとする

・めまいや立ちくらみがする

・頭痛がする

・熱が出る

 

<脱水の症状がみられたら>

脱水の症状がみられたら、経口補水液などでしっかり水分摂取をしましょう。

経口補水液はドラッグストアなどで売られていますが、買いに行けないときは以下の材料で自宅で作ることができます!

水:1ℓ、砂糖:大さじ4と1/2、塩:小さじ1/2、レモン果汁:数滴

*砂糖とナトリウムのバランスが大切なので、計量は正確に行い、その日のうちに飲み切りましょう。