失語症の方とのコミュニケーションの取り方について

今日は大晦日ですね!

今回は失語症の方とコミュニケーションを取る時に気を付けるポイントをお伝えしたいと思います。

皆さんに知っていただくことで、お互いにコミュニケーションを取りやすくなると思います。

ぜひ、参考にしていただけたらと思います。

 

<ゆっくり話しましょう>

失語症の方は言葉を理解するのに時間がかかることがあります。

話しかけるときはゆっくり話しましょう。かと言って「な・に・た・べ・た・い?」のように区切って話すのは良くありません。

ゆっくりでありながらも自然な抑揚で話しかけて下さい。

また、長い文ではなく、短い文で話すと理解がしやすくなります。

 

<ゆっくり聞きましょう>

失語症の方は言いたい言葉がスムーズに出てこないことがよくあります。

言い終わるまでゆっくりと聞くよう心掛けてください。

言葉が出ず困っているときには言葉を補足してあげながらサポートしてあげてくださいね。

言いたいことが分からないときは、分かったふりをせず、傷付かない言い方で正直に分からないことを伝えましょう。

 

<話し言葉以外の手段も使ってみましょう>

失語症の方は話し言葉だけでは理解できないことがあります。

そんな時は、実物、写真、絵、ジェスチャー、文字(単語)を見せながら会話すると理解しやすくなります。

ただし、50音表を指さして言いたいことを伝えることは、失語症の方には難しいので、50音表は用いないでください。

 

<急に話題を変えないようにしましょう>

失語症の人は急に話題を変えられることが苦手です。

話題を変えるときは、話題が変わることを説明してから変えましょう。

「話は変わるんだけど」など、前置きをしてから話題を変えると、失語症の方も話についていきやすくなります。

 

<話の内容が理解できているかどうか確認しながら会話を進めましょう>

失語症の方は、YES反応をしやすい傾向があります。

会話の途中で、話を理解できているか確認しながら話を進めましょう。

大切な話の時は、あえてNOと答えるべき質問をして、理解度を確認しましょう。

 

<スムーズにいかなくても会話を楽しめる雰囲気を作りましょう♪>

失語症の方も、会話を楽しみたいのです!

上手く話せなくても、楽しいと思える雰囲気を作ってあげましょう♡

他愛もない話の時は、理解し間違えていたり、言い間違えていてもあまり指摘しないで、会話そのものを一緒に楽しんで下さい♪

 

失語症でお困りの方、またそのご家族の方、オンラインことばのリハビリ「ことリハ」では、無料相談を承っております。

ぜひ、ご利用ください♡

 

来年もよろしくお願い致します!