失語症の症状のお話 その③ 「読む」ことの障害について

今回は失語症の症状の一つである「読む」ことの障害について、お話していきたいと思います。

失語症の症状は「話す」ことの障害だけだと思われがちですが、「聞いて理解する」「話す」「読む・読んで理解する」「書く」のすべてに障害がみられます。

その中の「読む」ことの障害について、分かりやすくご説明していきます。

 

<失語症の「読む」ことの障害とは>

失語症の「読む」ことの障害とは、目は見えているのに、見た文字や文章が理解できなくなっている状態です。

一般的に仮名に比べ漢字の方が理解しやすい傾向があります。

重症の場合は、単語でも理解が困難です。

軽症の場合は、簡単な読み物を楽しむことはできますが、複雑な文章になると文の意味を細部まで正しく読み取ることが難しくなります。

 

<「読む」ことの障害でよくみられる症状>

・文字を読んで理解することが難しい

・漢字より仮名の理解が難しい

・文字を声に出して読むことが難しい

・声に出して読めても、意味が理解できていない場合がある

 

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