右脳損傷後にみられるコミュニケーション障害 推論する力の低下について

今回は、右脳損傷後にみられるコミュニケーション障害の一つである「推論する力の低下」について、お話していきたいと思います。

右脳損傷の方のコミュニケーション障害について、ご理解を深めていただけたらと思います。

 

<推論する力の低下とは>

コミュニケーションをスムーズに展開していくためには、相手が話している内容や表現方法から話し手の本当の意図を推論する力が必要です。

右脳損傷後の方は、具体的なものに依存し、抽象化する力、推論する力に低下がみられ、意思疎通がうまくいかないことがあります。

また、ことわざや慣用句の理解も低下することがあります。

 

<推論する力の低下でみられる症状>

・辻褄の合わない話をされても気付けない

・たとえ話が通じない

・ことわざや慣用句を言葉通りに解釈してしまう(例:「~を鼻にかける」を「メガネがずれて鼻にかかっていること」と解釈してしまう)

・相手の表情や態度、仕草などから気持ちや意思を読み取ることができない

 

コミュニケーションでお困りの方は、ぜひ、ことリハにご相談ください!