右脳損傷後にみられるコミュニケーション障害　ポイントを押さえてまとめる力の低下について

今回は、右脳損傷後にみられるコミュニケーション障害の「ポイントを押さえてまとめる力の低下について」をお送りしたいと思います。

右脳損傷後のコミュニケーション障害をお持ちの方を理解していただくための、手助けになればと思います。

＜ポイントを押さえてまとめる力の低下とは＞

右脳損傷の方は、長い話になると話の細部にこだわってしまい、内容の重要なポイントをつかんで理解したり、言いたいことをまとめることが困難になることがあります。

長い話の理解や表出においてポイントを外してしまい、内容を系統的にまとめることができないためと考えられています。

これには、右脳損傷でよくみられる注意障害も関与していると考えられています。

＜ポイントを押さえてまとめる力の低下でみられる症状＞

・話の中で大切なポイントに気付けない

・自分が気になった部分だけにこだわる

・相手が、双方が周知のことを省略して話すと、理解ができないことがある

・話したいことが沢山あると、順序立てて話すことができない

・唐突に話を始めたり、説明が不十分で相手に伝わらないことがある

コミュニケーションでお困りの方は、ぜひ、ことリハにご相談ください。