失語症の症状のお話 流暢性の障害について

今回は、失語症の症状の「流暢性の障害」についてお話していきたいと思います。

失語症は大きく分けると非流暢性失語と流暢性失語に分けられます。

流暢性の障害とはどんなものなのか、分かりやすく説明していきますね。

 

<流暢性の障害とは>

病前と同じように滑らかに話すことができなくなることを、流暢性の障害(非流暢)と言います。

非流暢になる要素には、発話量の低下、言葉が出てこない(喚語困難)、構音が乱れる、句の長さが短くなる、抑揚やアクセントの障害などがあります。

失語症は大きく、非流暢性失語と流暢性失語に分類されます。(さらに細かい分類があります)

 

<流暢性の障害がある方と話すときのポイント>

・言葉が出てくるまで時間がかかることがあるので、ゆっくり待ってあげましょう。

・構音が乱れたり、抑揚やアクセントが乱れたりすることがありますが、あまり指摘しないようにしましょう。

・本人が構音や抑揚、アクセントなどを直したがっているときは、一緒に発音してあげましょう。