失語症の症状のお話 読解の障害について

今回は、失語症の症状の「読解の障害」についてお話していきたいと思います。

読解の障害は、程度の差こそあれ、失語症の方に必ずみられる症状です。

失語症の方について、さらに皆さまにご理解いただければ幸いです。

 

<読解の障害とは>

読解の障害とは、文字の意味を理解することが難しくなった状態です。

失語症の方は、一般的に、仮名単語の方が漢字単語より、理解が難しくなることが多いです。

単語の理解が困難になる場合から、短い文は理解できても長い文や複雑な文は理解が難しい場合まで、程度は様々です。

 

<読解の障害がある方と接するときのポイント>

読解よりも聴覚的理解の方が良好な場合は、文字を読んで聞かせてあげることで理解しやすくなります。

名詞よりも動詞の理解が難しい場合や、数字など概念を表す言葉の理解が難しい場合が多いので、説明するときはジェスチャーなども

利用すると良いでしょう。