失語症の症状お話 失書・錯書について

今回は、失語症の症i状の「失書・錯書」についてお話していきたいと思います。

失語症になると、以前のように字を書くことが難しくなります。

サポートの仕方など、参考にしていただけるとありがたいです。

 

<失書とは>

失書とは、文字を書きたくても文字が思い浮かばず、文字を書くことができない状態です。

失語症の種類により、仮名と漢字で差があることがあります。

仮名は音を表す文字のため、仮名を使うには仮名の音を認識している必要がありますが、漢字は文字自体が意味を表すため、音を認識していなくても書ける場合があります。

 

<錯書とは>

錯書とは、書きたい文字と違う誤った文字を書いてしまう状態です。

失語症の種類により、仮名と漢字で差があることがあります。

錯読と同じく、意味性錯書、音韻性錯書、形態性錯書、類音性錯書と、いくつかの種類があります。(詳しくは「錯読について」をご参照ください)

 

<失書や錯書がみられる方と接するときのポイント>

・文字が書けなくて困っているときは、書いて教えてあげましょう。

・文字を書いて楽しんでいるときは、あまり指摘しないであげましょう。

・リハビリとして字を書いている時や、人に渡す手紙や書類を書いている時、また、本人が錯書を直したいと思っている場合には、誤りを指摘してあげて正しい文字を教えてあげましょう。