今回は、失語症の方と会話をするときの手段や道具の活用について、お話していきたいと思います。
失語症の方と会話をするときは、話し言葉以外の手段を上手に活用することも大切です。
そうすることで、お互いにコミュニケーションが取りやすくなります。
ぜひ、参考にしてみてくださいね!
<表情や身振りを添えて話しましょう>
失語症の方と話すとき、話し言葉に身振りや手振りを添えたり、表情や声のトーンを変えたりしながら話すと、言葉だけでは理解できないときの助けとなり、話が理解しやすくなります。
<実物を見せましょう>
失語症の方と話すとき、実物を見せるのはとても分かりやすく、理解しやすくなる方法です。
目の前に持ってきて見せることができるものは、できるだけ見せながら話しましょう。
特に失語症の症状が重い人には有効な方法です。
<絵や写真、地図を見せましょう>
実物だけではなく、絵や写真を見せながら話すことも有効な方法です。
実物を見せた方が分かりやすいのですが、必ずしも実物を見せられるとは限りません。
そんなときは簡単な絵や図を描いたり、写真を見せることで理解を促しましょう。
場所の話をするときは、地図も有効です。
<文字を見せましょう>
失語症の方と話すときは、文字を見せながら話すことも理解を促す助けとなります。
文字は文章ではなく、単語で示す方が理解しやすいです。
(例)✕ 9時になったら歯磨きして寝てね
〇 9時 歯磨き 寝る
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