脳卒中後に構音障害になられた方で、リハビリをして良くなったのに、リハビリを終了してしばらくしてから、また話しにくくなったと感じる方がいらっしゃいます。
それはなぜなのか、どうすれば防げるのか、皆さまに分かりやすくご説明していきたいと思います。
<脳卒中後の構音障害は麻痺によるものが多い>
脳卒中後の構音障害の原因で最も多いものは、舌や、顔面、喉などの麻痺です。
早期にリハビリを行うと麻痺が改善し、話しやすくなったり、発話がはっきりしてくる方が多いです。
(重症の方はリハビリに時間がかかることもあります)
<また話しにくくなったときは・・・>
構音障害が改善し、リハビリを終了した方が、しばらく経ってから「話しにくくなった」と感じることがあります。
その原因は筋力低下によるものが多いのです。舌や顔面、喉の筋肉も身体の筋肉と同じで、あまり使わなければ筋力低下してしまうのです。
また、麻痺が重い場合には、拘縮といって筋肉が硬くなることで話しにくくなります。
<発声発語器官も機能維持が大切!>
舌や顔面、喉などの発声や発話に関わる器官を「発声発語器官」と言います。
これらも身体と同じで使う頻度が減ってしまうと筋力が低下します。
麻痺している側が拘縮を起こすこともあります。
話しにくさを感じたら、またリハビリをして筋力低下や拘縮が進まないようにしましょう!
機能維持のためにリハビリを続けることも大切です。
お困りの方は、ことリハにご相談くださいね♡
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