今回は、脳卒中後の構音障害と発語失行の違いについてお話していきます。
「話しにくい」の原因は様々で、原因に合ったリハビリが大切ですよ!
<脳卒中後の構音障害>
脳卒中後の構音障害は、「運動障害性構音障害」と言います。
運動障害性構音障害は、脳卒中などが原因で起こる発語器官(口や舌など)の麻痺や筋力低下などの影響で、発話が不明瞭になった状態です。
<発語失行>
発語失行は、運動障害性構音障害とは違い、発語器官(口や舌など)の麻痺や筋力低下などの影響はなく、発語器官の正しい動かし方(構えや動かす順序)が分からなくなった状態です。
簡単に言うと、運動障害性構音障害は発語筋そのものの問題、発語失行は発語筋の動かし方の問題です。
<運動障害性構音障害と発語失行は合併することもある>
以前お話ししたように、発語失行は非流暢性失語と合併することが多いですが、非流暢性の失語の方で、発語失行もあり、運動障害性構音障害も合併する場合も。
その場合は、どこから良くしていくか、どんなリハビリしていくかが重要です。
お困りの方は、ことリハにご相談ください☺
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