今回は、高次脳機能障害の「地誌的障害」についてお送りします。
地誌的障害をお持ちの方は意外と多いので、皆さまにご理解いただけるとありがたいです。
<地誌的障害とは>
地誌的障害は、高次脳機能障害の一つで、地誌的失見当、地誌的見当識障害、地誌的失認ともいわれます。
良く知っている場所で迷ったり、自宅の間取り図が描けなくなったりします。
風景や建物を見てもどこか分からなかったり、迷ったりするため、一人で外出することが困難になります。
<地誌的障害への対策>
家の中での混乱に対しては、主な場所(玄関、トイレ、風呂、リビング、寝室など)に目印(案内)を付けると良いです。
お一人で外出してしまう人の場合は、外出を知らせる福祉用具やGPS機能付きの携帯電話などを活用されると良いでしょう。
また、迷ったときに誰かに助けを求められるよう、住所や連絡先を書いたものを身に付けておくと安心です。
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