今回は、私のもう一つのお仕事について、お話させていただきたいと思います。
私は年に数回ですが、とあるリハビリの学校の非常勤講師をさせていただいています。
担当教科は「失語症」と「摂食嚥下障害」です。
私が担当させていただいているのは作業療法学科の2年生、3年生の授業で、作業療法士になるための勉強をされている学生さんたちに授業をするわけです。
作業療法士になるのに、失語症や摂食嚥下障害の勉強もするの?と思われる方もいるかもしれませんが、患者さんのことをよく理解するために、専門分野以外のことも勉強するんです。また、リハビリ職はチームで仕事をすることが多いため、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がそれぞれお互いの職種に関わる知識を持っている必要があります。そして、国家試験にも自分の専門分野以外の問題も出題されるんです。
言語聴覚士になる学生さんではなく、作業療法士になる学生さんに授業をするということは、あまりに専門的過ぎてもいけなし、しかし、国家試験に対応できる知識、臨床で最低限必要な知識を教えなければいけません。
しかも限られた時間でそれらを教えなければいけないので、授業内容は要点を絞って行う必要があります。
授業の資料を作る段階から試行錯誤の連続で、授業では時間内に大切なことをきちんと伝えられるように努めます。
オンラインリハビリの傍ら、授業の資料を作り、授業に出向くことは楽ではありませんが、私は、自分にとってとても良い刺激になっていると感じています。
そして、何より、授業を受けている学生さんの姿を見ると、初心に戻れるような気がするのです。
「私もこんな風に勉強してた学生時代があったな」って。
「学生時代、勉強は大変だったけど、頑張ってこの仕事に就けて良かった」って。
そう、私は学生さんたちに元気をもらっているのです!
そして、言語聴覚士というやりがいのある仕事をさせていただいていることに、改めて感謝するのです。
学生の皆さん、頑張って!きっとその努力は報われます!!そして、皆さんが臨床に出たら、誰かを助けることができるから。
私も、私のリハビリを受けて下さる方のために、今日も精一杯頑張ります♡
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