今回は、失語症についてQ&Aでお答えしていきたいと思います。
今週は失語症についてお送りしていく予定です。
皆さまに、失語症についてご理解いただけると嬉しいです。
Q1. 失語症はなぜ起こるの⁈
A1. 失語症は脳卒中や脳外傷、脳腫瘍などの脳損傷で起こります。
→失語症は、脳卒中(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血)や交通事故などによる脳外傷、脳腫瘍などで、脳の言語中枢やその周辺を損傷することで起こります。(脳の損傷部位によって発症する失語症のタイプが違ってきます)多くの方の言語中枢は左脳にあります。
Q2. 失語症ってどんな状態なの⁈
A2.失語症になると言葉が通じない国に急に放り出されたような状態になります。
→失語症になると話せなくなるだけだと思われがちですが、相手が話している言葉が理解できない、文字が理解できない、字を書くことが難しいという症状もみられます。
例えるなら、私たちが言葉が通じない国に突然放り出されたような状態です。失語症が軽度の方は、少し言葉が通じる国にいるような状態に似ています。
Q3. 失語症の人は言葉を忘れてしまっているの⁈
A3. 失語症になると頭の中の言葉の引き出しが混乱してしまう。
→失語症になると、頭の中にある言葉を適切に検索・運用できず、なかなか言葉が出ない、違う言葉を言ってしまうなどの症状がみられますが、言葉を忘れたわけではありません。頭の中には言葉や意味情報は残っています。
リハビリでは、言葉や意味情報を上手に使えるように、引き出していきます。
前向きに失語症のリハビリに取り組みたい方は、ぜひ、ことリハにご連絡下さいね☺
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