今回は、脳梗塞になりやすい危険因子について、お送りしたいと思います。
できるだけ危険因子を減らしたり、持っている危険因子をしっかり管理して、脳梗塞にならないよう努めたいですね!
<生活習慣病には特に注意!>
脳梗塞は、危険因子を持っている人に起こりやすい病気です。
主なものは、以下の8つです。
・高血圧
・糖尿病
・脂質異常症
・心房細動
・肥満
・加齢
・喫煙
・飲酒習慣
<最大の危険因子は高血圧>
危険因子の中でも最大のものは、高血圧です。収縮期血圧が140mmHgを超えると、脳梗塞になる確率が高いとされています。
欧米の研究によると、収縮期血圧160mmHg以上の場合、脳卒中の発作を起こす最大原因になるとされています。
日本の研究でも、脳梗塞の発症リスクは、収縮期血圧160mmHg以上の場合3.46倍、拡張期血圧95mmHg以上の場合3.18倍となっています。
<再発防止にも血圧管理が大切>
脳梗塞になった人が再発を防ぐために取り組むべきことは、血圧を下げることです。
降圧療法で脳卒中の再発危険度が約30%減ったという報告もあります。
2019年の日本高血圧学会のガイドラインでは、一般的な治療目標として、75歳未満は収縮期130/拡張期80mmHg未満、75歳以上で収縮期140/拡張期90mmHg未満を目指すとなっています。
脳梗塞の発症防止・再発防止には、特に血圧の管理が大切ですね!
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