今回は、「生活期に大切なこと」についてお送りします。
長年、言語聴覚士として患者様と向き合い、寄り添ってきた中で、ぜひ、皆さまに大切にしていただきたいと思うことをお伝えしたいと思います。
皆さまが生活期を過ごす上で、少しでも参考になれば幸いです。
<生活期とは>
リハビリの視点から言う「生活期」とは、回復期(発症から半年くらい)以降のことを指すことが多く、リハビリ病院などを退院して
日常生活を送っていく時期のことを言います。
その方の人生が終わるまでが生活期です。
生活期に入られてからもリハビリを頑張っていらっしゃる方も多いですよね。
<病前の自分や他人と比べすぎない>
障害をお持ちになると、どうしてもできなくなったことに目がいってしまい、病気をする前の自分や他人と比べてしまうことも多いと思います。
ですが、人間はそもそも一人一人違いますし、同じじゃなくてもいいと思います。
障害を個性と捉えてみてはいかがでしょうか。その個性を持った自分と上手く付き合っていきながら、人生を楽しんでみましょう。
<良き相談相手を持つ>
障害をお持ちになると、病気をする前とは違った不安や悩み、困り事があると思います。
また、一人で解決することが難しい問題もありますよね。
そんな時に、相談しやすい相手がいることはとても大切なことです。
ご家族、ご友人、リハビリのスタッフなど、この悩みはこの人なら話しやすいという良き相談相手がいるといいですね。
<自分の人生を楽しむ>
「病前の自分のようになる」のような「こうなりたい」という目標をもってリハビリを頑張っている方も多いと思います。
もちろんそのことはとても素晴らしいことなんですが、目標達成だけに目を向けてしまうと、日々が辛くなってしまうこともあると思います。
目標に向かいつつも、今生きている日々も大切にして欲しいと思います。
日々の中に楽しみを見つけながら人生を豊かにしていきましょう♪
<生活期のリハビリで大切なこと>
生活期のリハビリで大切なことは、リハビリを受けることでその方の人生が豊かになることだと思います。
リハビリを受けることで生活がしやすくなったり、楽しみが増えたり、目標を達成できたり、リハビリの時間そのものが楽しかったり。
また、日々生まれる悩み事や困り事を相談し、一緒に解決していくことも生活期のリハビリの大切な役割だと思います。
「ことリハ」ではお一人お一人の人生に寄り添ったリハビリを心がけています♡
コミュニケーション障害でお困りの方や、前向きにリハビリを続けたい方は、ぜひ、「ことリハ」にご連絡下さいね!
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