失語症のリハビリは「聞く」と「話す」が重要って本当?

今回は、失語症のリハビリについてお送りします。

失語症のリハビリにも色々な種類があり、どのようなリハビリを行うかは、担当する言語聴覚士に委ねられています。

私が失語症のリハビリで大切にしていることをお伝えしたいと思います。

皆さまの参考になれば幸いです。

 

<なぜ「聞く」と「話す」が重要なのか>

失語症のリハビリで重要なのは「聞く(聞いて理解する)」と「話す」の力を伸ばすことです。

その理由は、会話をスムーズに行うには「聞く」と「話す」の力が欠かせないこと、そして、正しく「聞く」ことができないと、正しく「話す」ことはできないからです。

また、「聞く」と「話す」を連動させたリハビリが会話力を上げるにはとても重要です。

 

<失語症の方の希望は「会話がしたい」>

私は失語症の方とリハビリを開始する時、「どうなりたいですか」「ご希望はありますか」と必ず伺います。

100%に近い方がおっしゃるのが、「もっと話せるようになりたい」「上手に会話がしたい」です。

「読む」ことよりも「書く」ことよりもやっぱり「会話がしたい」が皆さまの中で再優先なんです。

 

<必要な力を伸ばして生活しやすく>

「聞く」と「話す」の力が大切と言っても、「読む」と「書く」に力をないがしろにしているわけではありません。

その方の回復の度合いや、生活での必要度に応じて「読む」や「書く」の力もしっかりリハビリし、伸ばしていきます。

また、「聞く」と「話す」を補助する手段としても「読む」と「書く」の力は大切です。

 

<人間は唯一「会話をする」生き物>

地球上にはたくさんの生物がいますが、言葉を話し会話をする生き物は人間しかいません。

人間にとって「会話をする」ことは、社会と繋がり生きていく上で大切な行為です。

また、会話をすることは人間にとって幸福感を得られる行為でもあります。

 

失語症の方でリハビリを受けたいとお考えの方、リハビリを受けるところがなくお困りの方は、ぜひ、ことリハにご相談下さいね!

失語症の方が少しでも会話がしやすくなるよう、「ことリハ」では全力でサポートしていきますよ♡