今回は、「口腔顔面失行」についてお送りします。
「口腔顔面失行」はあまり聞き慣れない症状かもしれませんが、非流暢性の失語症に合併することがある症状の1つです。
皆さまに知って頂けますと幸いです。
<口腔顔面失行とは>
口腔顔面失行は、発語失行と同じく、発語器官(口や舌など)の麻痺や筋力低下などの影響がないにも関わらず、意図的な口や舌の動作の遂行が難しくなった状態を言います。
例えば、無意識の時は舌の出し入れや咳払いができるのに、口頭で指示されたり、真似ではそれができない状態です。
口の形の真似も難しくなります。
<口腔顔面失行があるとこれが大変>
口腔顔面失行と発語失行は合併しやすく、非流暢性失語とも合併しやすいのが特徴です。
発語失行のリハビリを行う際、正しく発音するための口の形の練習も行うのですが、口腔顔面失行があるとそれが難しくなります。
口腔顔面失行に対して根気強くリハビリすることによって改善してくると、発語失行も改善してくる傾向があります。
<口腔顔面失行がある場合は早めにリハビリを>
口腔顔面失行のリハビリをしっかりやらないと発語失行のリハビリも上手くいきません。
そして、話しにくさがなかなか改善されない状態が続いてしまいます。
お困りの方は、ことリハにご相談ください☺
コミュニケーションのリハビリに取り組みたい方は、ぜひ、ことリハにご連絡下さいね!
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