失語症の症状のお話 「 復唱の障害 」って何?

今回は、失語症の症状の一つである「復唱の障害」についてお送りします。

復唱の障害の有無は、失語症のタイプ分類や、リハビリの方向性を決める際に大切なポイントとなります。

復唱の障害について、皆さまに知っていただけますと幸いです。

 

<復唱の障害とは>

相手が言った言葉を復唱する(繰り返す)ことが難しい状態を、復唱障害と言います。

発話が出にくくて復唱が困難になる場合と、相手や自分の発話を正しく聞き取れていないため正しく復唱できない場合があります。

復唱障害の有無は、失語症のタイプ分類に役に立ちます。

 

<復唱が難しい方と話すときのポイント>

復唱ができないこと自体は会話に大きな支障はないのですが、復唱できない原因が何なのか考えることで、コミュニケーションを取る時に注意する点が違ってきます。

発話が出にくくて復唱が困難になっている場合には、会話時に発話も出にくいため、発話を助けるような関わり必要です。

復唱ができない原因が相手や自分が話している言葉を正しく聞き取れていないことにある場合は、会話の内容がきちんと聞き取れているか、十分に理解できているか、確認しながら会話を進めましょう。

 

失語症でお困りの方や失語症のリハビリに取り組みたい方は、ぜひ、ことリハにご相談下さいね♡