脳のお話 側頭葉の働きとは?

今回は、脳の「側頭葉の働き」ついてお送りします。

側頭葉には言語中枢があったり、聴覚、記憶にとっても重要な場所があります。

少しでも皆さまの参考になれば幸いです。

尚、側頭葉の場所については、ことリハInstagramでイラスト付きで分かりやすく説明しています。

(Instagram内で「kotoreha」で検索をお願い致します)

 

<側頭葉の働き>

側頭葉は、記憶、聴覚、嗅覚、言語理解を司ります。

内側の海馬には記憶の中枢があります。

聴覚野は、聴覚情報の処理を担う領域です。

側頭連合野は、音、形、色といった聴覚野や視覚連合野から送られてくる情報を処理して、前頭連合野へ送っています。

左側頭葉にはウェルニッケ野という言語の中枢もあります。

 

<側頭葉が障害されるとみられる症状>

・側頭葉の内側にある海馬の損傷で、記憶障害がみられます。

・左側頭葉のウェルニッケ野の損傷では、言語理解の低下が顕著な流暢性の失語症になります。

・聴覚野の損傷では、聴覚情報が認識できなくなります。

・音は聞こえていても、その音が何か認識できない聴覚失認もみられます。

 

記憶障害や失語症などでお困りの方は、ぜひ、ことリハ神谷にご相談下さい。