今回は、脳の「頭頂葉の働き」についてお送りします。
頭頂葉は感覚や空間認識などに関わる仕事をしています。
皆さまの参考になれば幸いです。
尚、頭頂葉の場所については、ことリハInstagramで分かりやすく説明しております。
(Instagramで「kotoreha」と検索をお願いします)
<頭頂葉の働き>
頭頂葉は外界の認識に関わる部分です。
頭頂葉には「一次感覚野」、「頭頂連合野」が存在しています。
一次感覚野は、顔・手足をはじめとする体全体からの感覚情報が集まる部分で、触圧覚や温痛覚を知覚神経を通じて判断します。
頭頂連合野は、主として空間認識の中枢です。距離感や上下感覚などを司っています。
体性感覚の情報等を処理して前頭連合野へと送っています。
<一次感覚野が障害されるとみられる症状>
・片側の頭一次感覚野が損傷すると、反対側の体にしびれと感覚障害が起こります。
・感覚の種類(痛み、熱さ、振動など)や位置を識別するのが困難になります。
<頭頂連合野が障害されるとみられる症状>
・左右が分からなくなったり、絵を描いたりできなくなることがあります。
・計算ができなくなったり、字を書いたりできなくなることがあります。(失算・失書)
・髪の毛をブラシでとく、服を着るなどの簡単な動作ができなくなる失行がみられることがあります。
・体の障害の存在に気づかなかったり否定する失認がみられることもあります。
失算・失書、失行や失認でなどでお困りの方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい。
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