脳のお話 後頭葉の働きとは?

今回は、脳の「後頭葉の働き」についてお送りします。

後頭葉は主に「見ること」に関わる仕事をしています。

皆さまの参考になれば幸いです。

後頭葉の場所については、ことリハInstagramでイラスト付きで分かりやすく説明していますので、良かったらご覧ください。

(Instagram内で「kotoreha」と検索をお願いします♪)

 

<後頭葉の働き>

後頭葉には「一次視覚野」と「視覚連合野」があり、視覚認知の中枢です。

視覚から入った情報は、後頭葉の一次視覚野へ送られます。

視覚連合野は、一次視覚野に入った情報から物体を認知したり、過去の記憶と照らし合わせそのものが何なのか判断します。

また、奥行や立体的にものを認知するために、側頭葉や頭頂葉と連絡を取り合っています。

 

<後頭葉が障害されるとみられる症状>

・一次視覚野の片側の障害では、同名半盲(両眼の同じ側が見えなくなること)がみられ、両側の障害では全盲となります。

・視覚連合野の損傷では、視覚対象の意味理解が困難となります。

・また、後頭葉の障害では視覚失認、相貌失認、地誌的障害、純粋失読など、見えているのにそのものが認識できない症状がみられます。

 

純粋失読などでお困りの方は、ぜひ、ことリハにご相談下さいね。