今回は、「失語症」についてお送りします。
失語症については、今までに何度かお話させていただいておりますが、多くの方に失語症について知っていただきたいので、久しぶりに失語症のことを取り上げたいと思います。
皆さまに失語症について知っていただけますと幸いです。
<言葉のすべての側面に障害がみられます>
失語症になると、言葉を「聞いて理解する」、「話す」、「読んで理解する」、「字を書く」のすべてに障害が起こります。(程度は人によって差があります)
そのため、コミュニケーションがスムーズにいかなくなります。
<言葉が分からない国に連れて来られたような状態>
失語症になると、相手の言っている言葉が分からない、話したいけど話せない、文字も理解できない、文字を書きたいけど書けない…そんな状態です。(症状の重度の方から軽度の方まで様々です)
例えるならば、突然、言葉が分からない国に連れて来られたような状態です。
(失語症が軽度の失語症の方は、少し言葉が分かる国に来たような状態です)
<計算が苦手になることもあります>
数は形がない概念に数詞という言葉を当てはめて意味を持たせているという特性があるため、失語症になると混乱する方も多いのです。
特に九九は語呂のように覚えているため、失語症になると苦手になる方が多いです。
そのため、掛け算、割り算が苦手になってしまいます。
中には失語症になっても計算ができる方もいらっしゃいます。
<失語症の回復は長く続きます>
失語症は適切なリハビリを受けることによって回復が長く続きます。
事実、ことリハのオンラインリハビリを受けている方々も、発症から数年経っていらっしゃっても回復が続いています!
もっと良くなりたいと思っていらっしゃる方は、諦めずリハビリを続けることをお勧めします。
失語症でお困りの方やもっと良くなりたいと思っていらっしゃる方、リハビリを受けたいと思っていらっしゃる方は、ぜひ、ことリハにご連絡下さい。
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