今回は、「もの忘れと認知症の違い」をお送りします。
認知症の兆候にいち早く気づき、対策をとることが大切です。
また、認知症になる前から認知症予防に取り組むことが大切です。
<老化によるもの忘れは誰にでもある>
脳も体の他の機能と同じように老化します。
脳には140億個の神経細胞がありますが、毎日10万個が失われていくと言われています。
知っている人や場所の名前をど忘れする、昨日の夕飯や今日の朝食のメニューを思い出せないことがある、などは誰にでも起こるただの老化現象によるもの忘れです。
<認知症は出来事全体を忘れる>
老化によるもの忘れは記憶全体は繋がっているものの一部を忘れてしまった状態なのに対し、認知症は出来事全体を忘れており、記憶が抜け落ちた状態です。
例えば、食べたはずの朝ご飯を「食べてない」と言ったり、知っている人の顔を見ても「知らない」と言ったり、全く違う人と間違えてしまったりします。
<見分けるポイントは自覚できているかどうか>
認知症と老化によるもの忘れの違いは、「自覚できているかどうか」です。
忘れていることを自覚しているもの忘れの人は思い出す努力をしたり、メモをしたりしますが、認知症の人は忘れている自覚がないので、忘れていることを気にすることがなく、周囲に指摘されても理解できないことがあります。
できるだけ認知症にならないように日頃から脳を使って生活しましょう!
ことリハでは認知症予防にも対応しております。
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