認知症の発症リスクが高い因子って何⁈

今回は、「認知症の発症リスクが高い因子」についてお送りします。

認知症にならないために、認知症のリスクが高い要因を一つでも減らしていきましょう!

 

<認知症発症リスク因子は12個!>

英国ロンドン大学の教授らが書いた論文によると、認知症発症に関わる12 のリスク因子があると発表されました。

これら12のリスク因子を足し合わせると40%にものぼります。

つまり、この12のリスク因子を改善することで、認知症になる確率を40%下げることが可能なのです!

 

<認知症に関わる12のリスク因子>

*若年期(45歳未満)

1.教育歴(7%)

(若年期の教育歴はその後の知的好奇心の低さにつながりリスク因子となりやすいといわれています)

 

*中年期(45~65歳)

2.難聴(8%)

3.頭部外傷(3%)

4.高血圧(2%)

5.過剰飲酒(1%)

6.肥満(1%)

 

*高齢期(66歳以上)

7.喫煙(5%)

8.抑うつ(4%)

9.社会的孤立(4%)

10.運動不足(2%)

11.大気汚染(2%)

12.糖尿病(1%)

 

<たかが40%?されど40%!!!>

日本では、今後10年以内に認知症の人が約700万人になり、高齢者の5人に1人は認知症になるといわれています。

もし、12のリスク因子がなかったなら、認知症になる人を40%減らすことができ、700万人のうち240万人が認知症にならずに済みます。

認知症になる高齢者を9人に1人まで減らすことができるのです!

40%という割合は、とても大きなものです。

 

ご自分やご家族に当てはまるものがあったら、そのリスク因子を改善するだけで認知症の発症リスクを下げることができますよ。