誤嚥したら誤嚥性肺炎になるの?

今回は、「誤嚥性肺炎」についてお送りします。

誤嚥したら必ず誤嚥性肺炎になるのか⁈について、分かりやすくお話していきますね。

皆様の参考になれば幸いです。

 

<誤嚥したら必ず誤嚥性肺炎になるわけではありません>

誤嚥性肺炎は、誤嚥したもの(食べ物、飲み物、唾液)に含まれていた口腔内の細菌が肺に到達し、炎症を起こした状態です。

誤嚥しても、むせることで気管から排出できたり、肺に到達してもそこで炎症が起きなければ誤嚥性肺炎は発症しません。

 

<元気な人も誤嚥しています>

実は、嚥下障害がない元気な人も、誤嚥はしているんですよ。

例えば就寝時、唾液を少量誤嚥しています。でも、誤嚥性肺炎になりませんよね。

それは、元気な人の唾液は細菌が少なく、しかも抵抗力や免疫力が強いため、肺で炎症が起きないためです。

 

<抵抗力が低い人や高齢者は誤嚥性肺炎になりやすい>

抵抗力が低い人や高齢者は、口腔内の自浄作用の低下のため、元気な人に比べ唾液の中の細菌数が多くなります。

また、むせる力が弱く、抵抗力や免疫力も低下しているため、誤嚥から肺炎を起こしやすいんです。

 

むせる力や抵抗力が落ちないように、体を元気に保っていきたいですね!