今回は、「失語症」についてお送りします。
失語症については、今までにも何度かお送りしていますが、多くの方に失語症について知っていただきたいので、定期的に失語症についてお送りしたいと思っています。
皆様に失語症についてご理解いただけますと幸いです。
<失語症とは>
失語症とは、脳の言葉に関する働きを司る言語中枢やその周辺が損傷を受けたために、言葉を使う機能が上手く働くなる状態です。
脳梗塞や脳出血、クモ膜下出血、脳外傷、脳腫瘍などの脳の疾患で起こります。
失語症は高次脳機能障害の一種です。
失語症になると、「言葉を聞いて理解する」、「読んで理解する」、「話す」、「書く」の言語機能のすべてに障害が及びます。
<言語中枢とは>
言語中枢は9割くらいの人は左脳にあります。
ブローカ野とウェルニッケ野という2つの言語中枢があります。
(ことリハのInstagramでは、イラスト付きで更に分かりやすく説明しています。良かったらご覧ください。)
<失語症の種類>
失語症は大きく分類すると、非流暢タイプ(言葉が出にくいタイプ)と流暢タイプ(言い誤りが多いタイプ)に分けられ、いくつかの種類があります。
非流暢タイプの失語症で代表的なのはブローカ失語です。
流暢タイプの失語症で代表的なのはウェルニッケ失語です。
最重度の失語症は全失語と言います。
次回からは代表的な失語症について分かりやすくご説明していきますね。
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