今回は、ブローカ失語の方と接するときのポイントをお伝えします。
失語症にはいくつかタイプがあり、その失語症の特徴によって周囲の接し方にも工夫がいります。
失語症の方とコミュニケーションを取る時の参考になれば幸いです。
<話を聞くときのポイント>
話そうとしてもなかなか言葉が出てこないことが多いため、言葉が出てくるまでゆっくり待ってあげましょう。
どうしても言葉が出てこないときは、「~って言いたいのかな」や「〇〇かな、それとも△△かな」と助け舟を出してあげましょう。
<話しかけるときのポイント>
言葉を聞いて理解する力は比較的保たれているため、日常会話程度であれば理解できる方が多いです。
しかし、長い話や複雑な話になると正しく理解できないことが多いため、話しかけるときは分かりやすい言葉で、簡潔に話すことが大切です。
<心理面へのサポート>
ブローカ失語の方は、失語症になった自分の状況をよく理解している方が多く、ショックで塞ぎ込みがちになる方や鬱傾向になる方も多いため、周囲が積極的に関わってあげることが大切です。
失語症が回復してくるにつれて、心理面も回復してくる方も多いです。
<非流暢失語の代表例 ブローカ失語>
ブローカ失語は、言葉を聞いて理解する力は比較的保たれていますが、複雑な文になると正しく理解できないことがあります。
話そうとしても言葉がなかなか出てこないことが多く、出てきた言葉が誤っていることもあります。
聞いて理解するよりも、文字を見た方が理解しやすい方もいます。
失語症などコミュニケーションでお困りの方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい。
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