今回は、失語症の方にみられる症状の一つ「聴覚的把持力の低下」についてお送りします。
聞き慣れない言葉かと思いますが、皆さまに知っていただき、失語症についてご理解いただけますと幸いです。
<聴覚的把持力の低下とは>
聴覚的把持力の低下とは、耳は聞こえているにも関わらず、聞こえた言葉を頭に留めておけない、または、留めておける長さが短くなってしまっている状態です。
聴覚的把持力が低下している状態では、頭に留めておけた情報だけで文章を理解しようとするため、相手が話していることを部分的にしか理解することができない場合があります。
<聴覚的把持力の低下がある方と話すときのポイント>
・短く、簡潔に話してあげましょう。
・きちんと伝わったか、確認しましょう。
・伝わりにくい時は、実物や、写真、絵、文字、資料など視覚的情報を見せながら話しましょう。
失語症でお困りの方や、リハビリを受けたい方は、ぜひことリハにご相談下さい。
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