今回は、軽度認知障害についてお送りします。
認知症にならないためには、軽度認知障害の段階で対策をすることが大切ですよ。
<認知症の一歩手前>
軽度認知障害は、認知症の一歩手前の状態で、MCI(Mild Cognitive Impairment)とも呼ばれます。
認知機能の低下がみられるものの、現状では認知症とされるほどではなく、日常生活には困難をきたしていない状態です。
正常な状態と認知症の中間といえます。
軽度認知障害を放置すると症状が進み、認知症へと移行する可能性が高くなります。
<こんな症状がみられます>
・記憶の低下
・注意力や集中力の低下
・やる気が出ない
・計画を立てて実行することができない など
*いずれも認知症に比べると症状は軽度で、本人も周囲の人も軽度認知障害と気づかないことが多いです。
<気になったら受診を>
軽度認知障害は判別が難しいものです。
早期発見・早期対応のためには、ご本人の状態を普段からよく観察し、変化に気づくことが大切です。
気がかりな症状が出はじめたら、それを記録に残して経過観察しましょう。
観察記録は医療機関を受診する際にも非常に有用な情報となります。
<軽度認知障害と診断されたら早めの取り組みを>
軽度認知障害と診断されたら、放置せず、認知症に移行しないようにできるだけ早く取り組むことが大切です!
軽度認知障害の段階で適切なリハビリを行うことで、認知症に移行することを防ぐことができるだけでなく、軽度認知障害も改善する可能性があります。
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