失語症の方が悲しいと感じること

今回は、「失語症の方が悲しいと感じること」についてお送りします。

皆様に失語症の方のお気持ちをご理解いただき、コミュニケーションを取る際の参考にしていただけますと幸いです。

 

<話を最後まで聞いてもらえない>

失語症の方は、言葉が出てくるまでに時間がかかることがあります。

一生懸命話そうとしているのに最後まで聞いてもらえず、遮られたり、先回りされたり、適当に流されたりするととても傷付きます。

失語症の方が話すときは、最後までゆっくり聞いてあげましょう。

 

<話を理解できないと諦められてしまう>

失語症の方は、話を聞いて理解することにも障害がみられます。

話しかけた内容を理解できなかったからといって「あ、もういいよ」と諦められてしまうと、とても傷付きます。

失語症の方が分かるように、簡単な表現で伝えたり、ジェスチャーや絵、文字などを用いて伝える努力をしてあげて下さいね。

 

<子ども扱いされてしまう>

失語症では、認知機能、判断力、記憶力などは低下しません(認知症や高次脳機能障害を合併することはあります)。

しかし、言葉に関わることに障害が起こるため認知機能や判断力、記憶力が低下していると勘違いされ、子ども扱いされてしまうことも。

失語症の方は、子ども扱いされることにとても傷付きます。

年齢相応の接し方を心がけましょう。

 

<あまり話しかけてもらえない>

失語症の方は、コミュニケーションをとることが大変になっていますが、コミュニケーションをとることが嫌いになっているのではありません。

むしろ、コミュニケーションをとりたいと思っている方が多いんです。

しかし、「話すのが大変そうだから…」と気を遣われ、話しかけてもらえないことも😢

失語症の方にどんどん声をかけて下さいね♡

 

失語症の方との接し方でお困りの方は、ぜひ、ことリハにご相談下さい。

失語症の方でお悩みの方、リハビリを受けたい方も、ぜひご相談下さい。